
血圧の原因は塩分
塩分摂取量を推定するには
高血圧の原因として塩分が関与することは聞いたことがあるし、医師から言われたことがあるでしょう。
でもどのくらい摂取しているかはわかりませんし、教えてくれません。
気を付けて食品の表示を見てもどれくらい塩分が含まれていて、どのくらい摂取しているかはわかりません。
どのようにして塩分量がわかるのでしょうか・・・・
・・・・それは・・・・・・

尿を測定すること
たったそれだけで摂取塩分量が推定できます。
日本高血圧学会
日本高血圧学会が示した「高血圧管理・治療ガイドライン2025」では、尿中ナトリウム/カリウム比を測定することを推奨しております。田中式の計算で測定することができます。
・ナトリウム/カリウム比
まずはここを見ましょう。2未満であれば、食塩制限とカリウム摂取のバランスがいいとされます。数値が上昇することにより高血圧との関連を示しております。
・カリウム摂取量
カリウムは、野菜や果物に多く含まれており、カリウムを摂取することで、ナトリウムの排泄が促されます。目安は3000mg/日以上が推奨されております。
・塩分摂取量
日本高血圧学会では塩分摂取量を6g/日未満としております。日本人の平均は10g/日ですが、世界基準からするととても多い量です。6g/日は厳しくても特に高血圧症の方は8g/日未満を目標とするのがよいでしょう。
解釈
本来なら24時間蓄尿で測定することが正確な指標となります。しかし、外来でそれができるでしょうか・・不可能ですね。ですので、スポット尿で測定します。何回か測定して平均値をとるのが一番ですが、現実的ではないため時系列でみていくことをお勧めします。
高度腎機能障害や利尿薬等使用では、参考値程度となることがあります。
「私的解釈」
ナトリウム/カリウム比⇒カリウム摂取量⇒塩分摂取量
ナトリウム/カリウム比が2以上でカリウム摂取量が3000mg/日未満であれば野菜や果物を多く摂取します。
ナトリウム/カリウム比が2未満であって、カリウム摂取量が3000mg/日あるなら、塩分摂取量を見ます。10g/日以上であれば、減塩を要します。カリウム摂取量が4000mg/日や5000mg/日以上あって、塩分摂取量も10g/日以上であれば食事量が多い印象です。
医師と相談
自分の目安ともなりますし、時系列でも食事管理がわかります。腎機能障害や利尿薬を服用中の方は自己流の食事療法において逆にカリウム値が上昇したり、ナトリウム値が低すぎたりする場合もありますので、医師と相談してください。




